健康で長生きする秘訣(インフル編） 　インフルエンザが流行してきました。新型にしても季節性のものにしても、インフルエンザにはできるだけかかりたくないものです。 新型インフルエンザといっても、予防法はこれまでの季節性のものと変わりありません。最も効果的な予防法はやはり予防接種と思われますが、ワクチンが不足しているようで、すべての皆さんに接種できるかどうかわからないのが現状です。このためインフルエンザにかからないような対策を今から講じておくことをお勧めします。以下にご自分でできる予防法をお話しますので、参考にしてください。 　最も大切なことは、ウイルスに近づかないようにするため、人混みや繁華街への外出を控えてください。やむを得ず外出する場合には、マスクを着用してください（マスクに関しては、実はインフルエンザにかかった人が着けていただく方がより効果的です）。またマスクの種類にも注意が必要です。ガーゼのように織ってあるものはウイルスを通す可能性が高いので、熱や化学作用によって接着させたもの（不織布（ふしょくふ）製マスク）を着用することが大事です。ただしこれでも確実に防御できる保証はありませんので、人混みにいる時間を極力短くしてください。また手に触れたものにウイルスが付着していないとも限りませんので、むやみに手で口や眼を触らないことも大切です。そして外出から帰宅した際には、必ず手洗いとうがいをしてください。また、ウイルスは湿度に非常に弱いので、加湿器も有効です。室内を十分な湿度（50〜60%）に保つと、喉の乾燥も防げ、より効果的です。 　万一インフルエンザにかかった場合、過労や睡眠不足になっていると、抵抗力が落ちて重症化しやすくなりますので、普段からバランスのとれた栄養をとり、休養を十分とることで体力をつけ、抵抗力を高めておくことをお勧めします。